ダチョウ肉について

他の鳥のほとんどが、白身肉であるのに対し、オーストリッチの肉は100%赤身で牛肉に似た色をしています。

 

ダチョウ肉は他の食肉と比べても低脂肪、低カロリー、高たんぱく、高鉄分でヘルシーな食肉です。しかも赤肉ですから鉄分をはじめミネラル、ビタミンも豊富に含んで味は牛肉に似てやわらかく、癖のないお肉です。

 

栄養比較表

肉の種類 カロリー たんぱく質 脂肪 コレステロール
オーストリッチ肉モモ 115kcal 24.1g 2.5g 68.0mg
和牛モモ赤身 191kcal 20.7g 10.7g 68.0mg
鶏肉モモ皮なし 138kcal 22.0g 4.8g 77.0mg
豚肉モモ赤身脂なし 128kcal 21.5g 3.6g 73.0mg

・平成13年度新家畜資源利用開発研究報告より

・牛豚鶏は日本食品栄養成分表5訂より

この表では脂の無い同部位(モモ)で比較してあります。脂の多いロースやカルビ、バラと言った脂の多い部分では当然数値は高くなって来ます。しかしダチョウ肉は全てが赤身ですので数値は大きく変化する事はありません。

ビタミンミネラル成分表(可食部100g当り)

肉の種類 ミネラル
カルシウム リン ナトリウム カリウム マグネシウム 亜鉛
オーストリッチ 4 226 2.9 48 353 26 2.6
牛肉 5 150 2.5 45 330 22 4.2
鶏肉 4 190 0.5 30 390 31 0.6

 

肉の種類 ビタミン
ビタミンA効力 ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン ビタミンC
オーストリッチ 71 0.29 0.30 6.1 1
牛肉 30 0.10 0.24 4.0 1
鶏肉 30 0.10 0.10 12.0 2

※オーストリッチのデータは日本中央競馬会特別振興助成事業、新家畜資源利用開発 調査研究報告による。

※牛肉(和牛フィレ)鶏肉(ささみ)のデータは「日本食品標準成分表」による。

脂肪酸成分表(脂肪酸総量100g当りの脂肪酸)

肉の種類 飽和脂肪酸
C14
ミリスチン酸
C16
バルミチン酸
C18
ステアリン酸
C20
アラキジン酸
オーストリッチ 0.6 21.5 6.5 0.4
牛肉 2.9 28.0 14.0 --
鶏肉 0 0.12 0.05 0

 

肉の種類 一個不飽和脂肪酸 多個不飽和脂肪酸
C16:1
パルミトレイン酸
C18:1
オレイン酸
C18:2
リノール酸
C18:3
リノレン酸
オーストリッチ 3.4 38.7 25.5 2.5
牛肉 4.6 43.7 3.1 0.1
鶏肉 0.02 0.19 0.08 0

※データ提供:横関油脂工業株式会社

近年、ダチョウ肉には脂肪燃焼に不可欠なカルニチンや筋力維持に不可欠なクレアチンが豊富に含まれていることがわかり、注目を集めています。

ダチョウの肉はカルニチン、クレアチンも豊富に含んでいます。

九州沖縄農業研究センター畜産資料作研究部栄養生理研究室の常石栄作先生がダチョウ肉を分析した結果、カルニチンやクレアチンという機能成分が豊富に含まれている事が明らかになりました。

カルニチンってなに?

カルニチンは、2002年12月の食薬区分改正で、食品としての利用が可能となり、サプリメントとしての注目を集めています。カルニチンは脂肪酸の燃焼を助ける働きをもち、体脂肪の燃焼には不可欠な物質といえます。

運動とカルニチン摂取の併用で、体脂肪が効率よく燃焼され、ダイエット効果があるのです。

その他にも実際にヒトへのカルニチン投与で酸素摂取量の増大による持久力の向上も明らかにされています。さらにヒトの体内でカルニチンから生合成されるアセチルカルニチンは、精神疲労回復物質と言われ、脳の疲労制御にも役立つことが明らかにされています。

クレアチンってなに?

クレアチンは筋肉へのエネルギー供給を増大し運動機能を高める機能をもっています。又高齢者の日常的な運動能力の改善にも役立つといわれており、高齢者の健康への貢献が期待されるお肉であると考えられます。